助産師とは?−2−

助産師とは?」以前、私の考えを述べたのですが、(社)日本助産師会2006年5月作成「助産師の声明」を見つけましたので、抜粋してみました。
 助産師の定義
助産師】とは、法に定められた所定の課程を修了し、助産師国家試験に合格して、助産師籍に登録し、業務に従事するための免許を法的に取得した者である。
助産師は、女性の妊娠、分娩、産褥の各期において、自らの専門的な判断と技術に基づき必要なケア1)を行う。
すなわち助産師は、助産過程に基づき、分娩介助ならびに妊産褥婦および新生児・乳幼児のケアを行う。
これらのケアには予防的措置やいじょうの早期発見、医学的措置を得ることなど、必要に応じた救急処置の実施が含まれる。
さらに、助産師は母子のみならず、女性の生涯における性と生殖にかかわる健康相談や教育活動を通して家族や地域社会に広く貢献する。
その活動は育児やウイメンズ・ヘルスケア活動2)を包含する。
助産師は、診療所、助産所、市町村保健センター、自宅、教育・研究機関、行政機関、母子福祉施設、その他の助産業務を必要とするサービスの場で業務を行うことができる。

1) ケア:助産師が、その技である手技や言葉を用いて、利用者の心身の安全・快適さを保つために行う行為。
2) ウイメンズ・ヘルスケア活動:リプロダクティブヘルス/ライツの視点から見た女性のライフステージに対応した健康支援活動である。具体的には、思春期におけるケア、中高年におけるケア、リプロダクティブヘルスにおける活動が含まれる。〔家族計画、不妊の悩みをもつ女性へのケア、性感染症、月経障害、ドメスティック・バイオレンス(DV)等〕