元気な赤ちゃんを産むために
「早く陣痛来ないかなぁ〜」
臨月に入ると妊婦さんたちは、こんな風に思う方が多いですよね。
いよいよお腹も大きくなってきて、自分の身体が重いし、腰や恥骨が痛くなってきたりするし、夜も寝苦しくてちょくちょく起きてしまうし…
赤ちゃんに早く出てきてほしい!と思う気持ちはよぉ〜くわかります。
また、出産予定日を過ぎる(*)と、かかりつけの産科医師が、誘発分娩(お薬などを使って陣痛を起こして出産に導く)の予定を入れることが多いので、陣痛促進剤などをできるだけ使いたくない、と思っている妊婦さんの中には、「早く産まなくっちゃ!」と焦る方もいらっしゃるでしょう。
赤ちゃんは、妊娠37週に入ってすぐに産むよりも、やはり予定日近くに生まれる子の方が、たくましいです。お腹の中での一日は、生まれ出てからの何日分にも相当するほど、赤ちゃんにとって貴重なものです。
しっかりと育ってから生まれてきてくれると、おっぱいも自分から力強く飲んでくれるし、体温の維持にもそんなに気を遣わなくても大丈夫だし、
なるべく元気でたくましい赤ちゃんを産んであげると、赤ちゃんも楽だし、ママも楽です。(ひいては、家族みんなが楽ちん!)
でも、予定日近くになってから、色々と焦っても遅いので、妊娠36週くらいから、出産に向けての身体づくりを強化していきます。(妊娠36週未満でお腹の張りやすい方は、早産になるといけないので止めてください。)
- 早寝早起きをすること。
自然な陣痛のために、ホルモンのバランスを整えましょう!臨月にかかわらず、いつでも心がけておきたいことですね。
遅くても夜11時までには、布団に入りましょう。寝つきが悪いとか、ちょこちょこ夜中に起きてしまう、という場合にも、布団に入って休んでくださいね。
起きたついでにインターネットやテレビなどを見ないように…
- 身体を冷やさないこと。(特に下半身)
今の季節、冷房でガンガン冷やしているところが多いですね。できるだけそういう場所を避けるか、着るものを工夫してください。
お家では、できるだけ風通しを良くするとか、扇風機でしのぐとか、冷房を入れるとしたら弱めにしましょう。少し汗をかくくらいがちょうどいいです。
身体が冷えていると、陣痛もなかなか来ないですよ〜
- 1日に最低1時間以上は歩くこと。(半日でもいいですよ!)
よちよち歩いていては、身体づくりになりませんので、頑張って普通の人のペースに合わせて歩きましょう。お休みの日に旦那さまと一緒に歩くのもいいですね。あんまり疲れすぎないように、途中で水分補給や休憩を入れながら、歩いてください。動物園など、歩いて楽しいところにお出かけするのもGood!
- お家の中の掃除をマメにすること。
掃除機やクイックルワイパーを使わずに、雑巾がけが一番効果アリです!
出産前に、お家の中をきれいにして、赤ちゃんを迎えてあげましょう。
- 乳頭マッサージを始めること。
赤ちゃんが生まれたらおっぱいをあげたい方は、おっぱいも準備を始めます。
お風呂に入ったときに、自分の手の親指と人差し指で乳首を挟んで伸ばすようにマッサージをします。(よくわからない時は、かかりつけの産院で聞いてみてください)
乳カスが出てくるようだったら、やさしく取って、きれいにしておきましょう。
- なるべくエレベーターを使わず、階段を昇り降りましょう。
なかなか赤ちゃんが降りてこない…方は、10階でも20階でも頑張って階段を使ってみましょう。
*現代では、妊娠42週以降は過期産と言って、異常分娩になってしまいます。
というのも、人間の胎盤の寿命は、大体妊娠40週と決まっており、42週頃には胎盤が老化してしまい、赤ちゃんへの酸素や栄養を送る機能が果たせなくなるからです。
↓はお産の兆候についてです。
お産の始まりって、どんなものなんでしょう?→http://d.hatena.ne.jp/bunchan_k/20080119/1200680938