出産

助産師として、いいお産のためにできること

「2時くらいから、陣痛が5分間隔くらいで来るようになって…」と奥さんに付き添って、疲労困憊といった様子のご主人。 「だんだん、また陣痛が強くなってきたんですね。私が腰をマッサージしますから、だんな様は少しお休みになってください。」 陣痛に合わ…

助産師として、いいお産のためにできること

最近、助産師として色々と思い悩んでいるのですが、久しぶりに、ちょっとお産の体験談を書いてみようと思います。先日、クリニックで初産婦さんのお産に立ち会いました。 ご主人と「これが最後かもしれないね」とデートをしていて、お昼御飯でも食べよう、と…

元気な赤ちゃんを産むために

「早く陣痛来ないかなぁ〜」 臨月に入ると妊婦さんたちは、こんな風に思う方が多いですよね。 いよいよお腹も大きくなってきて、自分の身体が重いし、腰や恥骨が痛くなってきたりするし、夜も寝苦しくてちょくちょく起きてしまうし… 赤ちゃんに早く出てきて…

安産を目指して

「安産」というと、みなさんはどういうお産をイメージしますか? なるべく痛くないお産? あまり苦しまないお産? 長い時間かからないお産? 出血が少ないお産? 薬などを使わないお産? 私自身がイメージする「安産」は・・・ 長い時間がかかっても、ママも赤…

前期破水について

陣痛が始まる前に「破水」してしまった場合には「前期破水」といいます。(正期産に入る前、妊娠37週未満のこともあります。) お産のスタンダードな始まり方は、まず、赤ちゃんがお産に向けて下の方に下りてくると、おしるし(産徴)と言って、少量の出血を…

7月の赤ちゃん生まれました♪

7月予定のママさん達が、予定日過ぎても、なかなか生まれる気配がなく、焦りましたが、月末にトントンとお産が順調に続いて、めでたく家庭出産になりました♪ 平日の昼間のお産にしか立ち会えない私が、3人中2人の赤ちゃんの出産に立ち会えました♪・・・いつ見て…

助産所の一日vol.23

早く産まれてくれ〜 7月出産予定の人が、まだ誰も産まれてくれず・・・皆さん、予定日が過ぎてしまいました。 最近では、分娩予定日を妊娠初期の赤ちゃんの大きさから確定するので、かなり正確なものになっています。妊娠初期の赤ちゃんは、大体みんな同じ大き…

家庭出産では会陰切開はすることがありません。

会陰切開とは? 会陰部というのは、肛門と膣の間の部分を言います。赤ちゃんが出生する直前、膣から出てくるときに、赤ちゃんの頭にグッと押し付けられ、皮膚や筋肉が伸びる部分です。 会陰切開とは、赤ちゃんの頭の一部が出てきた頃に医師がはさみで会陰部…

お産には、パパがとても大事です。

「お産って、男の人がとても大事なんですよ。」これは、当助産所の所長の口癖です。 でも、口癖になるくらい、ほんとにとっても大事なんですよ。極端に言ってしまえば、パパ次第で安産にも難産にもなります。 パパが仕事で忙しくて、家庭をほったらかしにし…

お産の始まりって、どんなものなんでしょう?

お産って、本当に人によって様々なので、初産のママさんはイメージしにくいかもしれませんね?お産の始まる3徴候と言われるのが、 おしるし(出血) 陣痛(10分以内で定期的にお腹が張る) 破水です。 どの徴候から始まるか、その症状がどの程度なのかは、人…

帝王切開術の弊害

赤ちゃんの問題 経膣分娩(下からのお産)の場合では、産道を通る過程で、赤ちゃんの胸が圧迫され締めつけられることで肺の中の羊水が口から吐き出され、空っぽになった肺に十分な空気をとりこめるようになります。しかし帝王切開の場合、赤ちゃんは浸かって…

家庭出産のメリットとデメリットをまとめてみました。

(あくまで私の個人的な見解ですので、ご了承ください。) 家庭出産のメリット 出産に家族みんなで臨むため、夫婦や家族の絆が深まる。 赤ちゃんの誕生を家族みんなで喜び、分かち合うことができる。 生まれた瞬間から、その後もずっと赤ちゃんはママや家族…

みなさん、家庭出産(自宅出産)ってご存知ですか?

そう遠くない昔…今のひいおじいちゃんやひいおばあちゃんの代くらいの時は、 お家で赤ちゃんを出産するのが当たり前でしたが、戦後〜現在では病院で出産するのが当たり前になっています。自宅で出産する、というと、「え、大丈夫なの?何かあったときどうす…