お産の始まりって、どんなものなんでしょう?

お産って、本当に人によって様々なので、初産のママさんはイメージしにくいかもしれませんね?

お産の始まる3徴候と言われるのが、

  1. おしるし(出血)
  2. 陣痛(10分以内で定期的にお腹が張る)
  3. 破水です。

どの徴候から始まるか、その症状がどの程度なのかは、人それぞれですし、その徴候があってから赤ちゃんが生まれるまでにかかる時間も人それぞれです。

  • とりあえず、すぐに産院に行かなくてはいけないのは、破水です。

破水をすると、陣痛も起こりやすく、そのままお産になることも多いですが、1〜2日くらい待っても陣痛が強くならない場合には、
促進剤などを使って人工的に陣痛を強くして、お産になるようにします。(助産院や家庭出産の場合も、病院にバトンタッチします。)
これは、それ以上待っていると、子宮内・赤ちゃんへの感染の危険性が高くなり、赤ちゃんが元気で出てこられなくなる恐れが出てくるからです。
ですから、お産はなるべくなら破水から始まらない方がいいです。(赤ちゃんに、「生まれる直前に破水してね」と言い聞かせましょう!)
臨月になっても、重い物を持つとか、激しいセックスなどは控えましょう。
あと、おりものなども多くなると思いますが、毎日清潔にすることを心がけましょう。

  • 次におしるしについてですが、おしるしがあってからお産になるまでの時間はホントにまちまちです。

2週間くらいかかる、という人もいれば、赤ちゃんが生まれる直前になって出る人もいます。
とりあえず、おしるしが出ただけでお腹の張りが強くならなければ、「お産が近づいてるのね〜」と思って、普通の生活を続けてください。
病院へは報告しておくといいですね。病院によっては、一度診察をします、というところもあります。
ただ、お腹が激しく痛むとか、胎動が感じられないというときは、すぐに病院に行きましょう。

  • 最後に陣痛についてですが、これも人によって感じ方がまちまちです。と

お腹の張りは感じるけど、そんなに痛みはない、という人もいますし、
生理痛のような痛みはあるけど、お腹の張りは感じない、という人もいます。
生まれる直前までそんなに痛くなかった、と言う人もいますし、初めの方から「痛い!」と言う人もいます。
本格的な陣痛が来る前に、臨月に入ると定期的なお腹の張りが数時間続いて(特に夜間)、気がつくと消えている、
という前駆陣痛というものがある人もいます。
もし、「これって陣痛かな?違うのかな?」と悩むときや心配なときには、一度かかりつけの産院に電話して相談してみてください。
陣痛が始まったかも、と病院に行って、やっぱりまだだから、といったん家に帰る妊婦さんも多いですし、
家庭出産の場合も、「お産が始まったかも・・・」と呼ばれて診に行って、「まだまだね。」といったん帰ってくることがしょっちゅうです。


初産婦さんの場合は、眠れるうちは本格的な陣痛でないことがほとんどです。眠れるうちは眠るようにしないと、いざ本番!というときに
睡眠不足でバテてしまうので、あまり気にせず、眠れそうなときは眠るようにしてください。

それから、初産婦さんの場合は陣痛の痛みをあまりイメージしていない人もいます。
だんだんと痛みが激しくなるにつれて、あまりの痛みにパニックになる人もいます。
もう、「死んじゃうくらい痛い」と思って覚悟しておいてください!
(そうすると、案外、出産が終わった後に「そこまでの痛みじゃなかったかも」と思えるかもしれませんよ〜)
痛みに感覚が集中してしまうと、よけいに痛みが増してしまいますし、全身の筋肉を強ばらせてしまって、お産が進みにくくなりますので、
痛みを逃すために、できるだけ呼吸法やマッサージなどイメージトレーニングしておくのもいいですね。
好きな音楽を流してもらったり、好きなアロマオイルなどあれば、その香りをかいだりするのも痛みを和らげる助けになります。
一人きりになると、不安が増して痛みも激しく感じますので、病院の場合は特に旦那様やお母様が付き添ってもらうといいと思います。
家庭出産での大きなメリットの一つは、やはり自分のお家で家族に囲まれているので、リラックスしやすいですし、
痛みを逃す工夫もしやすいのでお産が進みやすい、ってことですね!