助産所の一日vol.23

早く産まれてくれ〜

7月出産予定の人が、まだ誰も産まれてくれず・・・皆さん、予定日が過ぎてしまいました。
最近では、分娩予定日を妊娠初期の赤ちゃんの大きさから確定するので、かなり正確なものになっています。妊娠初期の赤ちゃんは、大体みんな同じ大きさで、個人差がとても少ないのです。(昔は、最終月経日から算出していたのですが、月経周期が28日でないと、妊娠週数もアバウトなものになってしまいます。)
人間の胎盤の寿命は42週とされており、それ以上の妊娠継続は、赤ちゃんにとって危険になります。ですから、陣痛促進剤などを使って、誘発・促進分娩する必要があるわけです。
ですから、家庭出産を目指している妊婦さんたちが予定日過ぎてもお産にならないと、また妊婦さんを医師に診てもらい、誘発分娩の段取りをして・・・私達助産師も、「まだかなぁ〜、早くお産にならないかな〜」と焦るわけです。
臨月になったら、「どんどん歩いて。家の中をマメに掃除してね。エレベーターは使わないこと!」
もう、多少お腹が張っても、どんどん歩くこと。これしかありません。
あとは、早寝早起きして、3食規則正しく食べて。「早く出ておいで〜」と赤ちゃんに話しかけて。

あ〜、今夜には誰か赤ちゃんが生まれますように!