安産を目指して

「安産」というと、みなさんはどういうお産をイメージしますか?
なるべく痛くないお産? あまり苦しまないお産? 長い時間かからないお産? 出血が少ないお産? 薬などを使わないお産?
私自身がイメージする「安産」は・・・
長い時間がかかっても、ママも赤ちゃんも元気でいられるお産!ですね。もちろん、元気でいられる、ということは、赤ちゃんへのストレスが少なく、ママ自身もなるべくリラックスできていて、多量出血などのトラブルもない、ということです。

痛みに関して言えば、「痛いものは痛い!!」です。例え、無痛分娩にしたとしても、赤ちゃんが出るときの痛みは、軽減されるとしても、やはり感じるものです。「無痛分娩」というより、「和痛分娩」という名前にした方が、誤解されないのになぁ〜と思います。
無痛分娩でない場合、痛みを和らげるためには、やはり「気の持ちよう」が大切です。周りの(家族や医師・助産師など)サポートがしっかりとあり、ママがリラックスして赤ちゃんの誕生を楽しみに出産に臨むことが大切です。痛みにばかり集中してしまって、ママがパニックになってしまうと、お産もなかなか進みにくく、赤ちゃんも苦しくなってしまうことになりかねません。
自分がしっかりしないと、赤ちゃんの命に関わる!というママの覚悟が必要です。

また、お産が長い場合には、ママさん自身の気力と体力が持たなくなってきてしまいます。(初産婦さんの場合は特に)
お産に備えて、体力づくり・・・よく歩いて(少なくとも1日1時間)、まめに家の掃除をするなど、身体を動かして家事をするといいですね。貧血のある妊婦さんも、陣痛が弱くなってしまい、お産が長引いてしまうことがありますので、なるべく妊娠中に貧血を治しておきましょう。
いざ、お産が始まったら、水分をこまめにとって、食事も食べやすい物でいいので、なるべく食べるようにしましょう。途中で体力がなくなると、やはり陣痛が弱くなってしまいます。それから、眠いときには陣痛と陣痛の間に、ウトウト眠るようにするといいですね。

そして、なにより、ご家族の理解と協力が必要です!ママさんが気持ちいいと感じるところをマッサージしてあげたり、水分補給やお食事の手伝いをしてあげたり、汗を拭いてあげるなど・・・パパも「一緒に頑張る」気持ちで臨まれるといいですよね。