赤ちゃんの発達

いつの間にか、もう師走!
早いですねぇ…(--;
12月は、まさに走り回っていそう…忙しくなる予定です。
今日は、赤ちゃんの発達について、ちょっとまとめてみたので、あげてみます。

1.  乳幼児の発達の特徴
発達とは、人間としての能力の増加、成熟していくことを言います。特に、二足歩行、言葉の獲得が人間に特徴的ですね。
その発達段階は、基本的なところではどの人にも共通したものがあります。はいはい→立つ→歩くといった順序はだれにも共通していますし、生後何ヶ月頃にはこのような力を身につけるというだいたいの年齢や、月齢も共通しています。
特に、乳幼児期の発達はめざましく、乳幼児は次々と新しいことができるようになります。運動発達、精神発達、情緒・社会性の発達がそれぞれ関連しあって(横への発達とも言います)、階段を一段一段登るように発達していきます。
階段を一段上がるため(縦の発達をしていくため)には、その前の横への発達が土台となっています。つい、縦の発達に関心が向いてしまいますが、縦の発達で得たことを横への発達で自分の力にしていないと、次の縦の発達が難しくなったり、たとえ一段上がれたとしても貧弱なために次の階段を一段上がるのが難しくなったりします。乳児の発達の早さはうれしいものですが、乳児の将来の能力とはほとんど関係ありません。

2.  発達の個人差
 生活環境の違いやその他の要因によって、一人一人の子供の発達の早い点や遅い点があるのが普通です。例え、発達の一つの指標ができていなくても、関連する他の指標ができていれば、個人差の範囲のことが多いので、親などに過度の心配を与えないことが必要です。(病気や障害のある子どもについては主治医などの指示に従います)他の子の発達と比較して一喜一憂するよりも、その子自身の発達を理解し、その子に適した環境を整える、という視点が必要です。

3.  乳幼児の運動発達

  • 乳幼児の運動発達は、不随意(意識しない)運動 ⇒ 随意(意識する)運動

            頭の方 ⇒ 足の方
            体の中枢 ⇒ 末梢部
            全身性の運動 ⇒ 細かい運動
一番最初は、まず目でものを追う追視ができるようになります。次に首がすわり、もう少し下におりると、今度は手が前に出るようになります。それからさらに、腰まで自由になると寝返り、おすわりができるようになります。もっと下がって、足のひざまでくると高ばい、そして、つかまり立ちからあんよへと進んでいきます。頭に近いところから始まった運動機能の発達がこのように足まできたら、運動面に関しては一応、一人前になったと言えるわけです。

  • 脳・神経系、筋肉・骨格系、平衡器官の発育、発達によって促される。
  • 栄養状態や性格(用心深いなど)、保育環境などにも影響され、個人差が大きい。