早産にならないように!

先日、「お腹がよく張るのに、体重が増えているからと、家族が散歩を勧めてきます」とメールでのご相談がありました。
ご家族は、妊婦さんやお腹の赤ちゃんのためを想い、心配して、妊婦さんに「よく歩きなさい」と言ってくださってるんですね。
お腹の張りやすい妊婦さん、結構多いですよね。
でも、30週にもならない時期に、お腹がちょこちょこ張る(硬くなる)のは、「切迫早産」の兆候です。(自覚のない方もいらっしゃいますが)
お腹の張りに痛みを伴う場合には、もっと症状が深刻です。
お腹が張るときは、無理せず横になるのが一番です。そんなときは、家事をさぼっても、パパさんは大目に見てあげてください。むしろ、できるだけ家事を手伝ってあげてください!
妊婦さんも、お腹が張る以外は、自分の体は結構元気なので、お腹が張っていても普通に仕事したり、家事したりする方もいらっしゃいますが、
はっと気がついたら「切迫早産」で入院して点滴治療&安静ということになりかねませんし、
最悪の場合には(破水してしまったり、本格的な陣痛が始まってしまったり)、赤ちゃんが早産で生まれてしまいます。
人間にとって、一番の苦しみは「生まれるときと死ぬとき」という説(?)もありますが、赤ちゃんを、できるだけストレスの少ない、一番最適な時期に産んであげることも、親の務めだと思いませんか?

妊婦さんは、自分の体の変化や、赤ちゃんの変化に敏感になりましょう。(ただし、神経質になってはいけません。)お腹に手を当てて、よく赤ちゃんにお話してあげてください。もちろん、パパさんもです!
疲れていたり、ストレスがたまっていたり、夜更かししたり・・・できるだけしないように、努力しましょう!

そして、妊婦健診のときに、かかりつけの医師にきちんと「お腹がよく張る」など相談してください。
医師も、ご自身の症状を伝えていただければ、診察するポイントが変わってくるので助かると思います。