プレグナンシーブルーとマタニティブルー

妊娠すると、ホルモンバランスが変化し、よく妊婦さんたちが感情的になりやすかったり、気分が落ち込みやすかったり、涙もろくなってしまったり…という精神状態に陥ります。
特に、つわりのひどい時期や、出産間近のときに多い気がします。
これは、「プレグナンシーブルー」と言って、妊婦さんの鬱状態を言います。
(産後の鬱状態をマタニティブルーと言います。)
妊婦さんご本人も、自分で感情をコントロールできず、
「なんでこんな精神状態になってしまうのだろう」
「こんな自分が母親になれるのだろうか」
とさらに落ち込みやすいです。
対応策としては、周りのご家族(特にだんなさま)が、妊婦さんがそのような精神状態に陥るのは、生理的現象だから、仕方のないことだと理解し、寛大な気持ちで妊婦さんの感情を受け入れてあげること。
(例えば、だんなさまが何を言っても、泣いたり、落ち込まれたり、なんてことも…)
妊婦さん自身も、自分自身がそういう精神状態になるのは、生理的現象だと理解して、協力してくれるご家族への感謝の気持ちを忘れないこと。
できれば毎日、ご夫婦二人で赤ちゃんへ語りかけてあげること。
妊婦さん自身で、何か発散できる方法を探してみること。(今は、ブログや掲示板に書き込んで発散する方も多いですね。)
何か、出産・育児に関連して、新しいことを始めてみるのも目先が変わっていいかもしれません。

マタニティブルーに関する対応策も、基本的に同じです。
ママがつらい気持ちのときには、周りのご家族が赤ちゃんのお世話を積極的に手伝ってあげるといいですね。

いずれにしても、ふつうは一時的なもので、時期が過ぎれば解消します!
私自身の経験から言うと、「もう、これは生理的現象だからしょうがないのよ!」と開き直ってしまうのが、一番いいと思うのですが…