逆子の直しかた

赤ちゃんがお腹の中で回りやすい妊娠28週くらいまでに、ぜひ逆子を直しておきたいですね。
もし、28週過ぎても、あきらめずに頑張ってみてください!(中には、お産の直前に直っていた、なんてこともあります。)

  • 頭を下にするように両親でお腹に手を当てて良く話しかける

 ご家族みんなで、ママのお腹にいる赤ちゃんに「頭が上だと出てくる時大変だよ、危ないよ、だから頭を下にしようね」 
「生まれた瞬間からずっとお母さんのそばにいられるようにね。」とよく話しかけてあげてください。
 ママだけが話しかけても、効果は半減です。パパも一緒になって一生懸命話しかけてあげる事が、とても重要です。
 パパは、ママのお腹の肌に直接手のひらを当てて、毎日、気持ちを込めて優しく話しかけてあげてください。

  • 早寝早起きを心がける。

  夜更かしでは逆子は治りません。午後11時には就寝しましょう。

  • 冷えから身を守ること。
    1. 体を冷やすものはできる限り食べない。(アイスクリーム、氷、白砂糖、果物、生野菜、牛乳、清涼飲料水など)
    2. 下腹部から下は厚着する。(腹帯やスパッツ、タイツなどを活用しましょう)
    3. ゆったりと疲れない程度に半身浴して温まるのもいいですね。
  • 明るく楽しい気持ちを保つようにする。

 ママの気持ちがイライラしていたりギスギスしていたり・・・精神的ストレスを抱えていると、逆子になりやすく、また逆子がなかなか治りません。ゆったりとしているのがベストです!
 これにはパパの協力が必要不可欠です。妊娠〜産後1ヶ月までは、ママはお姫様です。そしてパパはナイト役。妊娠中・産後はホルモンの影響でイライラしやすいママなので、大きく温かく見守ってあげてくださいね。
 そして、ママもパパに感謝の気持ちを忘れずに!

禁!例えば・・・

    1. 夫婦喧嘩 
    2. ミステリー番組 
    3. 推理小説 
    4. 嫌なニュース 
    5. 嫁姑の不仲 
    6. 上の子を叱ってばかりいる。
  • 三陰交と至陰の刺激

 両足の「三陰交」「至陰」というツボを刺激します。
 「三陰交」は、両足の内側にあり、くるぶしから上に、手の指4本分あたりにあります。自分の指で押してみて、最も痛いと感じるところがそうです。
 「至陰」ツボは足の小指のつめの横(外側)にあります。
 円皮針を貼ったり、市販のお灸で刺激したりして自分で刺激してもいいですし、鍼灸院に行ってみるのもいいですね。

  • 逆子体操

お腹が張ったり、つらかったりしない範囲で行ってくださいね。

    • 赤ちゃんの背中がある方を上にして寝る。

 赤ちゃんの背中が右側だったら、左を向いて横になる、赤ちゃんの背中が左側だったら、右を向いて横になります。

    • 合掌合蹠法
    • 逆立ち

 壁際で壁にお尻をつけ、足を壁に立てかけて、仰向けに寝ます。
 そのまま腰を浮かせ、腰の下にクッションや座布団を入れて腰を支えます。
 本当の逆立ちではありませんが、わかりやすいのでこの姿勢を「逆立ち」と言っています。

    • 膝胸位

 四つんばいになり、顔と胸を床につけて、お尻はできるだけ高く上げます。 5〜15分間、この姿勢のまま静止し、最後に赤ちゃんの背中が上になるよう、横向きに寝ます。

詳しくは、http://homepage3.nifty.com/tokotoko/sakago.htm
     http://www.midoru-hippy.com/newpage92.htmlにも載っていますよ〜

  • 秋から冬にかけて行うと効果あり。(気持ちいいですよ〜)
    1. 寝る前に熱いお湯でしぼったフェイスタオルで8〜10分目を温める。
    2. 起床後両足浴を6分行う。
    3. 足が赤くなっていなければ、赤くなっていない方の足浴をもう2分行う。

赤ちゃんにとって、なるべくストレスの少ない出産をすることは、両親が赤ちゃんにしてあげられる最大のお仕事です。
もし万が一、あらゆる方法で努力しても逆子が治らない場合は、赤ちゃんにとって逆子の方が心地いいのかもしれませんね(胎盤や臍帯の位置などの関係で)。